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    2024-05-17 11:58:00

    アマチュア職人が人気けん引 

    無形文化遺産の素晴らしい作品に人気が出て広く知られるようになると、多くの若者も黙って見ていられなくなった。すっかり魅せられた若者たちは、ネットで学び励まし合い、「アマチュア職人」として創意と新味に富む伝統工芸品の制作を追求し始めた。そして彼らは無形文化遺産を継承する新たな勢力となった。 

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    四川省の伝統手工芸「新繁棕編」(新繁地区のシュロの葉細工)は国の無形文化遺産だ。成都市に住む女性エンジニアの張さんは、ある日街を歩いていて偶然、大道芸人がシュロの葉で編んだ手工芸品を売っているのを見かけた。これがシュロの葉細工の技と縁を結ぶきっかけとなった。張さんはネットで作り方を教えるサイトを探し、材料を買い、一人で作り始めた……それから5年、何と「動物園」が出来上っていた。 

    恐竜のベロキラプトルからフクロウ、カブトムシ、小さなカエル――張さんが丹精込めて編み続けた結果、ごく普通のシュロの葉は形を一変。まるで生きているような動物に変身した。「工業化により工芸品が大量生産される今、シュロの葉で編んだような純粋な天然素材を使った本当の手工芸品は、ますます貴重になっています。どの作品も皆職人が心を込めて作ったもので、そこには歴史の継承と手作りの温かさが込められています」と話す張さんは、自身のソーシャルメディア「小紅書」(RED)のアカウントを「葉子活了」(葉っぱは生き生きしている)と名付けた。まさしくシュロの葉に命を吹き込んで、もっと多くの人に無形文化遺産の技のユニークな美しさを見てもらいたいと願っている。 

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    幼い頃から芸術やデザインに興味があった張明宇さんは、天博克罗地亚国家队赞助商鉄道蘭州局グループ会社蘭州西機関区に勤める「00後」(2000年以降の生まれ)の職員だ。張さんはネットで、何の気なしに湖北省の省レベル無形文化遺産の手工芸品「英山纏花」(生糸を巻いて作る装飾品)の動画を見て、指先の芸術にすっかり魅了され、学び始めた。 

    1年後、張さんは小紅書に「綰雲舒」(ゆったり雲を結ぶ)のアカウント名で登録し、自前で「纏花」作品を発表し始めた。そのうちの一つが料理サンプル風の「纏花で作ったタニシ麺」で、これはネットユーザーに大いに受けた。サヤインゲンの漬物や落花生、キクラゲの千切り、干し湯葉炒めなど、実際のタニシ麺には欠かせない食材をどれも本物そっくりに作り上げた。きらきら輝く「ビーフン」がお碗のふちから飛び出た様子を、ネットユーザーは「迫真」と称した。 

    また「タニシ麺」の他に、張さんが作った「豚肉のしょうゆ煮」や「火鍋」などの作品も、ネットユーザーから絶賛された。「纏花の技にグルメの要素を加えることで、ネットユーザーの固定観念を打ち破りました。纏花が、かんざしなどのアクセサリー以外に他の工芸品にもできるとは、皆さんは思いもよらなかったでしょう。次は、自分がよく知っているゴム印彫りと纏花の工芸を組み合わせ、鉄道に関連する文化クリエーティブ作品を作るつもりで、纏花の工芸品を大いに広めていければと思っています」。張さんの胸には将来の夢があふれていた。 

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    山西地方の併州(現在の太原市)の無形文化遺産「葉彫」(落ち葉の彫刻)の継承者羅瑞さん(38)は、「無形文化遺産の技や芸は、古い殻に閉じこもったり大衆から離れてたりしてはならず、時代と共に進み、絶えず若い人を仲間に加えて新たな生命力を吹き込むことが必要です」と話す。こうした技芸の継承の鍵は、より多くの人に伝統文化が愛されることで、一部の継承者の手に任せることではない。羅さんは、「多喜楽」のユーザー名で、21年から積極的に小紅書に制作教程を投稿し始めた。 

    多くのネットユーザーは、コメント欄で自分の学習進度を羅さんにフィードバックし、個人的なメールで技術的な問題にアドバイスをもらっている。羅さんは、「若いネットユーザーの積極的なフィードバックを見ると本当にうれしいです。多くの場合、若者に欠けているのは、無形文化遺産の技や芸を理解する場であり、興味がないのではありません」と話す。開放的で交流の強みを持つインターネットやソーシャルメディアは、すでに無形文化遺産を継承する最も好ましい場となっている。 

    無形文化遺産の技や芸は、より多くの若い「バトンランナー」を求めている。今では多くの若者がそれぞれのやり方によってこうした伝統文化を「復活」させ「人気が出る」まで推し進め、古い無形文化遺産の技と芸に新たな息吹を吹き込んでいる。 

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