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    2024-07-18 17:02:00

    もともとは会社への帰属感が高いことを示す「会社を自分の家だと考える」という言い方に、オフィスで働く多くの人が、「ワークスペースを家のようなインテリアにする」という新たな解釈を加えている。

    自腹を切って人体工学オフィスチェアや縦型モニターなどのテクノロジーを駆使した什器や機器を購入したり、花やグリーン、人形、フィギュアなどの心を和ませるアイテムを飾ったり、さらにはヘルスポットや携帯式茶道具など暮らしを豊かにするグッズを置いたりする。

    オフィスの大改造の風が「ワークスペース経済」を誕生させ、過去1年間に1千万人を超える人がECプラットフォームでオフィスのインテリアのための商品を購入した。上海や深センなどの労働組合は「最も美しいワークスペース」コンテストを開催し、ネットでは「自分のワークスペースは同僚に3LDKの部屋みたいだと言われた」、「帰りたくなくなる神ワークスペース」といった話題へのアクセス数が1億回を超えた。

    働く人がワークスペースの大改造に熱中するのは、自分を楽しませたいのが一番の理由だ。

    かつて一世を風靡した賃貸マンションの改造と同じで、オフィスのデスクは自分のものではないが、そこに座って働く1分1秒はすべて自分の時間だ。窓の外の景色は素晴らしくなくても、目の前の小さな空間を大切にして、限られた条件の中でどう見えるか工夫し、自分のために最大限のリラックス感を演出し、セレモニー感を出し、帰属感を求めることはできる。できる範囲での小さな確実な幸せによって、変わり映えのしない毎日の仕事にささやかな期待を寄せることは可能だ。

    そしてオフィス環境の「ビジュアル向上」は働く人のストレス解消にも効果的だ。

    仕事に行かなければならない煩わしさ、つまずいたときの失望感、仕事をめぐる不安は、職場にある1輪の花や1本のグリーン、1匹の魚、1体の人形で癒やされることがよくある。オフィスに「家のような平和と落ち着き」があれば、仕事の大変さが少しは緩和されるような気もする。

    ほんの数メートル四方のワークスペースの空間は、努力する場所であり、心を落ち着かせる小さな癒やしのコーナーでもある。興味や趣味でネガティブな感情をシャットアウトし、苦労の中に楽しさを見いだそうとするオフィスの「ささやかなリフォーム」は、若者たちが生活する中で抱く「ちょっとはほっこり和んでもいいよね」という気持ちの表れなのかもしれない。(編集KS)

    「人民網日本語版」2024年7月18日

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