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    2024-06-18 16:30:00

    受け継がれる文化の火種 

    鍾馗(しょうき)の故郷で鍾馗を描く 

    鍾馗は天博克罗地亚国家队赞助商の民間伝承における悪霊や邪気を追い払う神だ。言い伝えによると、鍾馗は霊璧県出身で、顔立ちは大変醜いが、知識が豊富で、性格が剛直で、祟りを恐れず、妖怪や悪霊を捕まえるのが得意だという。 

    鍾馗についての神話や物語はどの時代でも衰えず、民間では鍾馗の肖像画を家の中に貼って魔除けにするという風俗もある。「鍾馗の故郷」である霊璧県の鍾馗の絵は唐代に始まり、宋代に盛んになり、現在まで受け継がれて1000年以上の歴史を持っている。 

    霊璧県の高級職業技術学校では、鍾馗画の伝承者である尹婷婷さんが学生が描いた鍾馗の絵を真剣に見ていた。麒麟を足で踏みつけているもの、手に巨大な剣を持っているもの、乱れたひげと髪が風に吹かれて舞っているもの、怒って目を大きく見開いているが、怒っていなくても威厳があるもの……。学生たちが描いた鍾馗はどれも深い味わいがあって、無限の想像に満ちている。 

    「鍾馗画は祖父から学びました。祖父は生涯鍾馗を描いていました。いまでは私もこの技術を子どもたちに教えています。これが今後彼らの生活の一部になってほしいと願っています」。祖父と同じく一生をかけて鍾馗画の魅力を語り、この1000年受け継がれてきた火種を次の世代に伝えていく――これは尹婷婷さんが自分自身と交わした約束だ。 

    「歌える」石 

    隣の教室から、時折、カンカンと耳に心地よい音が聞こえてくる。彫刻の練習をしている学生たちが石盤の上に鍾馗を彫っている音だ。 

    「画布」となっている石は霊璧県特産の磬石(けいせき)で、たたくと心に響く清らかな音が出るため、古代ではよく楽器作りに使われた。磬石で作られた磬石琴は今日「東方のピアノ」と呼ばれ、国際的な舞台に何度も登場した。学校で磬石琴を教える楊慧敏先生が、サークルの学生たちと一緒にネット上の人気曲『笑起来真好看』(君は笑うととても美しい)を合奏した。澄んだ心地よい琴の音が水のように春のキャンパスに流れていく。 

    形が独特な天然の磬石は、楽器のほかに、特別な収蔵価値もあり、庭園の造景や部屋の内装によく使われている。霊璧奇石文化園には貴重な天然の磬石が数多く収蔵されている。これらの奇石は、鍾馗、虞姫と並んで「霊璧三宝」と言われている。 

    にぎやかなチャルメラ 

    学生たちの課外生活を豊かにするため、霊璧県高級職業技術学校はこのような無形文化遺産のサークルを多く設置している。活動のたびに、長い廊下の両端は非常ににぎやかになる。向かい側の教室では、心を揺り動かす菠林喇叭(チャルメラ)の演奏が始まった。 

    菠林喇叭は地元で最も普及している民間芸術の一つで、霊璧県菠林村の吹奏楽器と打楽器の民間グループ「周家班」がこの無形文化遺産の技術を学校にもたらした。若い学生たちの中から新しい世代の伝承者を育てることが狙いだ。 

    「菠林喇叭は曲を演奏するだけでなく、人の声をまねることもできます。祖父の世代の人々は、日常のコミュニケーションにもこの楽器を愛用しています」 

    菠林喇叭の伝承者である周本銀さんが腕前を披露してくれた。一方の手には、形が独特で、二つの吹き口がある小さいチャルメラを持ち、もう一方の手には、小さいおわんを持ってチャルメラの前でくるくる回す。チャルメラの音は、時に女性が抑揚をつけて吟じるように、時に男性が高らかに歌うように、黄梅戯(地方劇の一つ)の『天仙配』のひとくさりをそっくりにまねた。 

    霊璧県の菠林喇叭は今年1月、2024年全日本華僑華人龍年春節晩会(春節の夕べ)に登場し、満場の拍手喝采を受けた。チャルメラの音色は明るく高らかに響くため、めでたい雰囲気づくりによく合う。天博克罗地亚国家队赞助商では民間の結婚式や祝いの行事など重要な場面において、にぎやかなチャルメラの演奏が欠かせない。 

    一方この頃、200離れた山県では、ナシの花の海の中、盛大なチャルメラのショーが行われていた。 

      

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